家賃25万円を無理なく払える世帯年収は、共働きで1,300万円、単独(一馬力)なら1,500万円が現実ラインです。貯蓄・投資を並走させる安全圏は世帯年収1,500〜1,800万円。額面ではなく手取り月収の28%以下で考えるのが鉄則で、世帯年収1,200万円では家賃25万円は手取りの35%前後を占め、貯蓄ペースが急落します。

本記事は2026年5月時点の社会保険料率・所得税率・住民税率をもとに試算しています。実際の手取り額は年齢・扶養家族・住宅ローン控除等の有無で変動します。

平成時代を生きた30代会社員・HIKOです。夫婦二人暮らし(子どもなし)、世帯年収1,200万円の共働き夫婦。保険業界10年→IT企業、FP2級保有。独身時代は港区1K・家賃16万円、結婚を機に川崎へ転居しました。「家賃25万円を払える世帯」を世帯年収から逆算する設計目線で書きます。


結論:家賃25万円なら世帯年収はいくら必要か

先に数値で出します。

家賃25万円を無理なく払える世帯年収の目安は、共働き世帯で1,300万円以上、単独世帯(一馬力)なら1,500万円以上です。貯蓄・投資を並走させるなら世帯年収1,500〜1,800万円が安全圏になります。逆に世帯年収1,000万円未満で家賃25万円を選ぶと、手取りの40%超を住居費が占め、教育費・老後資金の積み上げが構造的に止まります。

「家賃25万円 世帯年収」「家賃25万 年収」で検索したときに最初に欲しいのはこの数値だと思います。以下、なぜこのレンジになるのかを手取り比率別に逆算で示します。

早見:世帯年収レンジ別の判定

世帯年収家賃25万円の手取り比率(概算)判定
500万円70%超物理的に不可能
700万円50%前後生活崩壊ライン
1,000万円40%前後貯蓄ほぼ不可能
1,200万円35%前後節約前提・貯蓄鈍化
1,300万円(共働き)30〜32%共働きなら現実ライン
1,500万円28%前後標準・貯蓄並走可能
1,800万円超25%以下安全圏

判定はあくまで「家賃25万円・夫婦二人・子どもなし」の前提です。子どもの有無や貯蓄目標で重さは変わります(後述)。


家賃25万円の必要世帯年収【手取り比率別 早見表】

家賃を「世帯手取り月収の何%にするか」で必要年収が変わります。家賃25万円を逆算すると以下のようになります。

手取り比率必要な世帯手取り月収必要な世帯年収(額面・概算)評価
25%100万円約1,800万円安全圏(貯蓄・投資が並走できる)
28%約89万円約1,500〜1,600万円標準(貯蓄ペースは鈍るが回せる)
30%約83万円約1,400〜1,500万円やや重い(貯蓄目標は要調整)
35%約71万円約1,200〜1,300万円やや重い(教育費・貯蓄との両立に注意)
40%約63万円約1,100万円節約・先取り貯蓄前提でないと厳しい

額面年収から手取りへの圧縮率は、世帯年収1,200〜1,800万円帯で**おおむね70〜75%**で計算しています(社会保険料・所得税・住民税控除後)。共働きで2人分の所得控除・社会保険料が分散される世帯はやや圧縮率が高め、単独で1,500万円以上を稼ぐ世帯は税率が跳ね上がるため圧縮率が低めになります。

ここで重要なのは、「世帯年収1,200万円なら家賃25万円が払える」という単純な額面比較は実態とズレるということです。世帯年収1,200万円の世帯手取りは、共働きか単独かで差がありますが、おおむね月70〜80万円前後。家賃25万円は手取りの30〜35%前後になり、貯蓄・投資の余地は小さくなります。

家賃25万円は手取りいくらなら払えるのか

「家賃25万 手取り」で調べる方は、年収ではなく今の手取り月収で払えるかを知りたいはずです。手取り月収から逆引きすると、家賃25万円の許容ラインは以下のとおりです。

世帯手取り月収家賃25万円の比率判定
手取り40万円約63%不可能。生活費が出ない
手取り50万円50%生活崩壊ライン
手取り60万円約42%貯蓄ほぼ不可能
手取り70万円約36%節約前提・貯蓄鈍化
手取り80万円約31%共働きなら回せる
手取り90万円約28%標準・貯蓄並走可能
手取り100万円25%安全圏

家賃25万円を「無理なく」払う目安は、世帯手取り月収90万円(家賃比率28%)以上です。手取り40万円・50万円で家賃25万円を選ぶと、住居費だけで手取りの半分以上が消え、食費・光熱費を払った時点で残高が尽きます。手取り70万円台でも比率は35%前後で、貯蓄ペースは確実に鈍化します。

家賃のような長期固定費は、ボーナスを含めない「毎月の世帯手取り」だけで完結できる金額に設定するのが原則です。


世帯手取りに対する家賃25万円の負荷イメージ

数字だけだと体感しづらいので、世帯手取り別に「家賃25万円が占める割合」を可視化します。

世帯手取り月収に対する家賃25万円の比率(%)
42%
手取り60万
36%
手取り70万
31%
手取り80万
28%
手取り90万
25%
手取り100万
家賃25万円÷世帯手取り月収。28%以下が安全圏、35%超は家計が硬直化しやすくなります

世帯手取り90万円(世帯年収1,500万円前後)でようやく28%に収まります。逆に手取り70万円(世帯年収1,200万円前後)だと36%で、貯蓄・投資の余地は小さくなります。


年収500万・600万・800万・1,000万・1,200万で家賃25万円を選ぶと何が起きるか

「家賃25万 年収」の検索意図には、「今の自分の年収で本当に払えるのか」を確認したいニーズが含まれます。年収レンジ別に、家賃25万円を選んだ場合の手取り比率と家計シナリオを示します。

年収(額面)月収手取りの目安家賃25万円の比率起きること
500万円(単独)約32〜33万円約76%物理的に成立しない。生活費が出ない
600万円(単独)約38〜40万円約63%食費すら確保できないライン
800万円(単独)約50万円約50%貯蓄ゼロ・突発支出で即赤字転落
1,000万円(単独)約62万円約40%貯蓄不可・教育費・老後資金が積み上がらない
1,200万円(単独)約72万円約35%節約前提でなんとか黒字。貯蓄ペースは年100万円未満
1,200万円(共働き)約80万円約31%共働きなら回せるが、産休・育休で破綻リスク
1,300万円(共働き)約86万円約29%現実ライン。貯蓄は年100〜200万円が限界
1,500万円(共働き)約96万円約26%標準。NISA・iDeCo並走で年300万円貯蓄が可能
1,800万円(共働き)約113万円約22%安全圏。教育費・老後資金を並行積立できる

世帯年収1,200万円で家賃25万円を選ぶと何が起きるか

私自身の世帯年収帯です。手取りベースで月70〜80万円のうち25万円が家賃に消えると、残りは45〜55万円。ここから食費・通信・光熱費・保険・交際費・被服・医療を引くと、貯蓄に回せるのは月5〜10万円。年間60〜120万円のペースになります。

世帯年収1,200万円で目指したい貯蓄・投資ペースは年200〜300万円。家賃25万円を選ぶとこのペースの半分以下になり、教育費・老後資金の積み上げが10〜15年単位で遅れます。「払えるけど詰まる」のが世帯年収1,200万円帯のリアルです。

世帯年収1,000万円以下で家賃25万円は構造的に不可

年収500〜800万円の単独世帯で家賃25万円を選ぶと、家賃比率が50〜76%に達します。これは「節約すれば何とかなる」レベルではなく、食費・通信費・光熱費を払った時点で残高が尽きる構造です。検索で辿り着いた方が年収500〜800万円帯であれば、家賃を15〜20万円に下げるか、世帯年収を1,300万円以上に引き上げる二択になります。

家賃を抑えるエリア選びは川崎の家賃は高い?武蔵小杉・川崎駅・溝の口のエリア別相場と安く住む方法、世帯収入を引き上げる選択肢は手取りが少ないと感じた原因は家賃だったを参照してください。


共働き世帯と単独世帯で必要年収はどう変わるか

「家賃25万 共働き 年収」「家賃25万円 必要年収 共働き」を調べる人が多いので、ここを丁寧に分けます。

共働き世帯(夫婦二人で稼ぐ)の場合

共働きは所得が2人に分散されるため、税負担が単独より軽くなります。世帯年収1,500万円を「夫800万円+妻700万円」で分けると、それぞれの所得税率は20%帯に収まり、社会保険料も分散されるので世帯手取りは約1,150万円(月96万円)になります。

家賃25万円なら手取り比率26%。共働きで世帯年収1,300〜1,500万円あれば、家賃25万円は標準〜安全圏に収まります。

共働きで世帯年収いくらから家賃25万円が安全圏か

「家賃25万 共働き 年収」で多いのは、夫婦それぞれの年収配分でいくら必要かという疑問です。世帯年収の合計が同じでも、配分で手取り効率が変わります。

共働きの年収配分世帯年収世帯手取り月収(概算)家賃25万円の比率
650万+650万1,300万円約86万円約29%
800万+700万1,500万円約96万円約26%
900万+600万1,500万円約94万円約27%
1,000万+800万1,800万円約113万円約22%

共働きは所得が2人に分散されるほど累進課税の影響が薄まり、手取り効率が上がります。同じ世帯年収1,500万円でも、800万+700万のように近い配分のほうが、900万+600万のように偏った配分より手取りがわずかに多くなります。

結論として、共働きで家賃25万円が安全圏に入るのは世帯年収1,500万円から、現実ラインは1,300万円からです。ただし次に挙げるとおり、共働き前提の家賃には固有のリスクがあります。

ただし、共働き世帯には固有のリスクがあります。

  • 産休・育休で一方の収入が一時的に大幅減になる
  • 子どもが生まれた後に時短勤務へ切り替わる可能性
  • どちらかの転職・離職・メンタル不調

このリスクを織り込むなら、家賃は収入が高い側の手取りの30%以内で払い切れる金額に抑えるのが堅牢です。家賃25万円を一馬力で支える場合、その一馬力の手取りが月83万円必要(額面年収1,400万円超)。共働きを前提にしすぎた家賃設定は、ライフイベントで家計が硬直化しやすくなります。

単独世帯(一馬力)の場合

単独高年収は社会保険料・累進課税の影響で、共働きより手取り効率が下がります。世帯年収1,500万円を1人で稼ぐと、世帯手取りは約1,050万円(月87万円)。家賃25万円なら手取り比率29%。

単独で家賃25万円を「無理なく」払うなら、額面年収1,500〜1,800万円が必要です。1,200万円の単独年収では手取り月60万円台で、家賃25万円は40%超になり、節約・先取り貯蓄前提でないと厳しくなります。

共働きと単独の比較表

世帯構成必要な額面年収(現実ライン)必要な額面年収(安全圏)
共働き(夫婦で稼ぐ)1,300万円1,500万円
単独(一馬力)1,500万円1,800万円

同じ家賃25万円でも、世帯構成で必要年収に200〜300万円の差が出ます。


子どもの有無で家賃25万円の重さはどう変わるか

家賃25万円が重いか軽いかは、世帯年収だけでなく子どもの人数とライフプランで大きく変わります。私自身は子どもなしの夫婦二人暮らしですが、検索ニーズが高いので家族構成別に整理しておきます。

家族構成家賃25万円の重さ主な理由
DINKS(子なし夫婦)現実的教育費なし・共働き継続前提が崩れにくい
子1人やや重い保育園/幼稚園・教育費が10年単位で積み上がる
子2人教育費との競合が強い中学受験・私立進学を選ぶと家計圧迫

**DINKS(子なし夫婦)**は、共働き継続の確度が高く、教育費という大型固定費がないため、家賃25万円は世帯年収1,300万円台でも回せます。

子1人の家庭は、保育園・幼稚園で月3〜5万円、小学校以降の習い事で月2〜4万円が10年単位で積み上がります。家賃25万円を維持するなら、世帯年収1,500万円前後が一つの目安です。

子2人の家庭は、教育費の総額が一気に膨らみます。とくに中学受験・私立進学を選ぶ場合は子1人あたり年100〜200万円が10〜15年継続するため、家賃25万円との両立は世帯年収1,800万円以上が現実的なラインです。

家賃の判断は「今の世帯年収で払えるか」だけでなく、「子どもが大学進学するタイミングまで払い続けられるか」で考えるのが安全です。


川崎・横浜・港区・世田谷で家賃25万円が現実的なエリア

家賃25万円という数値は、エリアによって「ファミリー向け3LDK」だったり「都心タワマン中層階」だったりします。検索意図には「自分が住みたいエリアで25万円はどんな物件か」が含まれているので、エリア別の現実感を整理します。

エリア家賃25万円で借りられる物件像
港区(麻布・赤坂・白金台)1LDK〜2LDK・タワマン低中層階・築10〜20年
渋谷区(恵比寿・代官山)1LDK・築浅デザイナーズ、または2LDK築古
世田谷区(駒沢・三軒茶屋)2LDK・駅徒歩7〜10分の築浅、または3LDK築古
横浜市西区(みなとみらい・横浜駅周辺)2LDK〜3LDK・タワマン中層階
川崎市中原区(武蔵小杉)3LDK・タワマン中高層階・ファミリー仕様
川崎市幸区(川崎駅周辺)3LDK・新築タワマン・駅近

港区・渋谷区では「シングル〜DINKS向けの広めの2LDK」、世田谷以西や川崎・横浜では「ファミリー向け3LDK」が家賃25万円帯のメインです。

川崎エリアの相場感は別記事にまとめています。エリア別の具体相場を確認したい方は川崎の家賃は高い?エリア別の相場と安く住む方法を参照してください。

家賃25万円の物件で見落とされがちな追加コスト

家賃25万円の物件は、家賃以外の固定費も比例して大きくなります。

  • 共益費・管理費:月1〜3万円(タワマン仕様で2〜3万円が中心)
  • 駐車場代:月3〜7万円(都心・タワマン)
  • 火災保険・町内会費・更新料積立
  • 引越し初期費用:家賃の6〜8ヶ月分(150〜200万円)

家賃25万円のつもりが、実質月額固定費は30〜35万円になることが普通です。世帯年収を逆算するときは、この実質ベースで考えてください。


HIKOの実体験:独身時代の港区1K家賃16万→川崎二人暮らしへの振れ幅

私自身、独身時代に港区の1K・家賃16万円に住んでいました。当時の手取りは約36万円で、家賃比率は44%超え。毎月の貯蓄はほぼゼロで、黒字幅が薄い月もありました。

結婚を機に川崎エリアへ転居し、夫婦二人暮らしを始めました。家賃は二人暮らしの2LDKで、独身時代の港区1Kよりも安いゾーンに収まっています。世帯年収1,200万円の現在で「家賃25万円の3LDKタワマンに住むか」を検討したことがありますが、手取りベースで家賃比率が35%を超える計算になり、見送りました。

世帯年収が額面で1,200万円あっても、手取りベースで家賃25万円は重いというのが実感です。「世帯年収1,200万円なら家賃25万円OK」という単純比較に乗ってしまうと、貯蓄ペースが落ち、教育費・老後資金の積み上げが間に合わなくなる構造が見えてきます。

家賃と可処分所得の関係を肌で理解した結果、「住居費は手取りの28%以下」を世帯設計の基準に据えています。


家賃25万円を払えても貯蓄ができない世帯の共通点

世帯年収1,300〜1,500万円帯で家賃25万円を払う世帯には、いくつかの共通したつまずきポイントがあります。

1. 額面ベースで家賃を決めている

「世帯年収の20%だから大丈夫」という計算で家賃を決めると、手取りベースでは30%超になります。額面年収1,500万円の世帯手取り月収はおおむね90万円前後で、家賃25万円は28%。ここに住居関連の追加コスト(管理費・駐車場・更新料積立)を加えると実質33〜35%になります。

2. 共働き前提を崩せない

家賃25万円を共働き前提で組むと、片方の収入が止まったときに家計が一気に硬直化します。育休・転職・メンタル不調で「数ヶ月どちらかの収入が止まる」は30代で十分起こりうるシナリオです。

3. 固定費が家賃に連動して膨らむ

家賃25万円のエリアは、外食単価・スーパーの物価・教育環境に対する周囲の支出感が高く、固定費以外の生活費も連動して上がりやすくなります。家賃を25万円にすると、生活費トータルは月3〜5万円押し上がるのが普通です。

4. 投資・貯蓄を「家賃を払った後の残り」で計算している

これが最も注意したいパターンです。先取り貯蓄の発想がないまま家賃を高めに設定すると、月末に何も残らず、貯蓄ペースが年100万円を割り込みます。世帯年収1,500万円帯では、年間200〜400万円程度を貯蓄・投資へ回したいところです。これを割ると老後資金・教育費の計画が崩れやすくなります。

家賃25万円が「きつい」と感じる世帯年収ラインと立て直し手順

家賃25万円が「きつい」と感じ始めるのは、世帯手取り月収が80万円(世帯年収1,300万円前後)を下回ったときです。この帯では家賃比率が31%を超え、貯蓄・投資に回す余地が月10万円を割り込みます。共働きで組んでいた家賃が、産休・育休・転職で一馬力になった瞬間に「きつい」が一気に表面化するのも、このラインです。

きついと感じたときの立て直しは、次の順番で進めるのが現実的です。

  1. 手取りベースで実質家賃比率を計算し直す(管理費・駐車場代を家賃に合算する)
  2. 家賃以外の固定費(通信・保険・サブスク・車)を先に削り、家賃比率の重さを相殺する
  3. それでも比率が35%を超えるなら、更新・転居のタイミングで家賃20万円前後への引き下げを検討する
  4. 引っ越しが難しい期間は、先取り貯蓄額を一時的に下げてでも家計を黒字で維持する

家賃を下げずに「きつい」を解消しようとして、貯蓄・投資を後回しにするのが最も危険なパターンです。固定費の削り方は固定費を下げる方法|まず見直すべき3つと優先順位、自分の手取りでの上限額は家賃の安全ラインは手取り何%?手取り別シミュレーションで確認してください。


家計設計の見直しで家賃25万円を無理なく払う3ステップ

それでも「家賃25万円のエリアに住みたい」という選択は十分あり得ます。立地・通勤・教育環境への投資として家賃を選ぶこと自体は否定しません。その場合の家計設計の整え方を3ステップで示します。

ステップ1:手取りベースで家賃比率を計算する

額面年収ではなく、世帯手取り月収で家賃比率を出します。

世帯年収1,500万円なら世帯手取り月収は約90万円。家賃25万円は手取りの27.8%。これがあなたの「実質家賃比率」です。28%を超えていれば、貯蓄ペースが落ちる前提で他の費目を圧縮する必要があります。

ステップ2:固定費を家賃以外で削る

家賃を上げる選択をしたなら、家賃以外の固定費は徹底的に絞ります。

  • 通信費:格安SIMで夫婦合計月3,000円以下を目標
  • 保険料:終身保険・医療保険は最低限に縮小、収入保障保険に切り替え
  • サブスク:使っていないものを四半期ごとに棚卸し
  • 車:本当に必要かを再評価(駐車場代月5万円が浮けば家賃が実質20万円)

固定費の削減方法は固定費を下げる方法|まず見直すべき3つと優先順位にまとめています。

ステップ3:先取り貯蓄を家賃と同等の優先度で設定する

家賃25万円を払う世帯は、貯蓄・投資も月20〜25万円を先取りで確保することが目安です。世帯年収1,500万円なら年間貯蓄240〜300万円が老後・教育費の最低ライン。これを「家賃を払った後の残り」ではなく、給与振込日に自動で証券口座へ送金する設計に切り替えてください。

家賃が高い世帯ほど投資の自動化が効きます。詳しくは家賃が高い30代が投資を始めるべき本当の理由【月1万円からの設計】を参照してください。


家賃を抑えて投資余力を作る選択肢

家賃25万円を選ばず、家賃を15〜20万円に抑えて差額を投資に回す選択肢もあります。

世帯年収1,500万円で家賃を20万円に抑えれば、月5万円の差額が浮きます。これを年率5%で30年積み立てると約4,200万円。家賃25万円を選んだ場合との老後資金差は数千万円規模になります。

NISAの始め方は投資初心者は何から始める?30代会社員のリアルな始め方で解説しています。

家賃を抑えた差額で老後資金を積み上げる選択肢として、iDeCoの活用も有力です。所得控除で節税しながら、60歳まで引き出せない資金を確実に積み上げられます。

松井証券のiDeCo|運営管理手数料0円・サポート充実
家賃を抑えた差額を老後資金に回したい30代会社員に。運営管理手数料は誰でも0円、低コストの投資信託ラインナップで、所得控除を効かせながら長期で積み上げられます。
松井証券のiDeCoを見る(無料) →
※iDeCoは原則60歳まで引き出せません。加入条件・上限額は勤務先の年金制度により異なります。

私自身、保険業界10年→IT企業への転職を経て家計設計を学び直してきた経緯があります。FP2級保有・投資歴11年の視点から書いた記事は著者プロフィール記事にまとめています。


よくある質問(家賃25万円・世帯年収)

Q. 世帯年収1,000万円で家賃25万円は無理ですか?

A. 構造的に厳しいです。世帯年収1,000万円の世帯手取りは月60〜65万円前後。家賃25万円は手取り比率40%超になり、貯蓄を年50万円確保するのが限界です。子どもがいる場合は教育費との両立が困難になります。

Q. 共働き世帯年収1,200万円なら家賃25万円は払えますか?

A. 月の収支は黒字になりますが、貯蓄ペースは年100万円未満に落ちます。さらに産休・育休で一方の収入が止まると即詰まります。家賃を20万円に抑え、差額5万円を貯蓄・投資に回すほうが世帯設計としては堅牢です。

Q. 単独年収1,500万円で家賃25万円は安全ですか?

A. 単独で1,500万円稼ぐと累進課税で手取り効率が落ち、月手取りは約87万円。家賃比率29%でギリギリ標準ラインです。安全圏を目指すなら年収1,800万円か、家賃を22万円に抑える選択になります。

Q. 家賃25万円のタワマンに住む人の世帯年収は実際どれくらい?

A. 都心タワマン中層階の家賃25万円帯に住んでいる世帯は、共働きで世帯年収1,500万円超、または単独で年収1,500〜2,000万円が中心です。30代後半〜40代の共働きパワーカップル、自営業・専門職(医師・士業・外資コンサル)、役職定年前の50代会社員が主な層です。

Q. 家賃25万円を払える世帯年収は手取りで考えるべき理由は?

A. 額面で考えると安全ラインを大きく超えるからです。世帯年収1,200万円の額面は月100万円ですが、社会保険料・所得税・住民税を引いた手取りは70〜80万円。家賃25万円の額面比率は25%でも、手取り比率は31〜36%になります。家賃のような長期固定費は必ず手取り基準で考えてください。

Q. ボーナス込みなら家賃25万円払えますか?

A. 推奨しません。ボーナスは会社業績・人事評価で減額・廃止されるリスクがあり、転職・産休でも消えます。家賃は月収(手取り)だけで完結できる金額に設定するのが原則です。

Q. 手取り40万円で家賃25万円は払えますか?

A. 払えません。手取り40万円に対して家賃25万円は比率63%で、住居費だけで手取りの6割以上が消えます。食費・光熱費・通信費を払った時点で残高が尽きる構造です。手取り40万円帯(世帯年収700万円前後)であれば、家賃は12〜13万円が上限の目安になります。

Q. 家賃25万円がきついと感じたらどうすべきですか?

A. まず手取りベースで実質家賃比率を出し、管理費・駐車場代を含めて35%を超えていないか確認してください。超えている場合は、家賃以外の固定費(通信・保険・サブスク・車)を先に削り、それでも重ければ更新・転居のタイミングで家賃20万円前後への引き下げを検討します。貯蓄・投資を後回しにして家賃を維持するのは、教育費・老後資金の計画が崩れる最も危険なパターンです。

Q. 家賃25万円のエリアで一番現実的なのはどこですか?

A. 港区・渋谷区はシングル〜DINKS向けの2LDK、世田谷以西・川崎・横浜は3LDK・タワマン中層階が家賃25万円帯のメインです。世帯設計として「広さ」を優先するなら川崎・横浜が現実的、「立地」を優先するなら港区・渋谷区の中古2LDKが現実的なラインです。


まとめ:家賃25万円の世帯年収は「共働き1,300万・単独1,500万」が現実ライン

最後に要点を整理します。

  • 家賃25万円を払える世帯年収の現実ラインは共働き1,300万円・単独1,500万円
  • 貯蓄・投資を並走させる安全圏は世帯年収1,500〜1,800万円
  • 額面ではなく手取り月収の28%以下で考える
  • 世帯年収1,000万円以下では物理的に成立しない。1,200万円でも貯蓄ペースが年100万円未満に落ちる
  • 共働き前提の家賃は産休・育休・転職で家計が硬直化しやすい。収入が高い側の手取り30%以内で払い切れる金額が堅牢
  • 家賃25万円のエリアは管理費・駐車場代も連動して高くなり、実質月額固定費は30〜35万円になる
  • 子どもの人数で重さが変わる。子2人なら世帯年収1,800万円以上が現実的

家賃の安全ラインを「自分の世帯年収」で出したい方は、手取り別シミュレーションを載せた家賃の安全ラインは手取り何%?手取り別シミュレーションも併せてお読みください。家賃を抑えるエリア選びは川崎の家賃は高い?エリア別の相場と安く住む方法、家賃を抑えて投資余力を作る方法は家賃が高い30代が投資を始めるべき本当の理由を参照してください。


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HIKO

保険業界10年勤務・30代IT会社員ブロガー

保険業界10年勤務後、IT企業に転職。生命保険・損害保険の「売り手側の論理」を知った上で、本当に必要な家計管理・投資の情報を発信。NISAや固定費削減の実体験をもとに、30代サラリーマンのお金の不安を減らすことを目指しています。

保険業界10年 IT転職 NISA実践中 固定費削減経験あり